その他
福岡県築上町S八幡神社 時を経て復原する伝統工法
八幡神社、神殿周りの老朽化が進んでいたため復旧工事のご依頼をいただきました。 神殿周りの擬宝珠・切り目縁・はね高欄などを復原するにあたり、全て手加工の伝統工法で再現しました。
~部材制作~
【擬宝珠(ぎぼし)】
近年では珍しい胴・頭部分共に八角形の木造擬宝珠が設けられていた為、木工ろくろ(機械)は一切使わず全て手加工仕上げで復元しました。
【擬宝珠高欄(ぎぼしこうらん)】
地覆(じふく)・平桁(ひらげた)・架木(ほこぎ)
【はね高欄(はねこうらん)】
【階段の力桁(ちからげた)】
【梱包作業】
運搬前に一部材づつ梱包
(傷、木割れ、日焼け防止の為)
【プラス腕(ワン)工事1】
床は特に水腐れによる老朽が進んでいたため、床板と大引きの間に板金で保護し水腐れ防止対策を。
【プラス腕工事2】
階段を解体すると、幅約3mの間に補強が一つもなかったので力桁を2ヶ所増設。
余談…時を経て先人が投じたであろうお賽銭(寛永通宝)を発見!
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◇施工期間:約4ヶ月
◇施工場所:神殿周りの擬宝珠
擬宝珠高欄
はね高欄
切り目縁
床・階段
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地域の方々が長い年月大切に守ってこられた神社が、幾年先も日本伝統の建築技術で受け継いでいかれますように☆彡
【施工前/施工後】